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ORIBITO
能登の美しい自然の風景、
四季の移り変わりを
きものに映す能州紬。
目前の海で採れた海草で下染めし、
草木染めを施した糸を
絵を描くように手で織り上げる
独自の手繍織(てすくいおり)が特徴です。
繊細で楽しい柄と
植物染料のやさしい色彩、
何より自然をまとう心地よさ。
石川県の地域ブランドそして
愛されてきた紬です。
能登の自然の美しさが
繊細に大胆に織り込まれた能州紬。
海草染め
うみ くさ
能登の海で採れた海藻で下染め
能登の美しさを表現するには、能登の海の恵。そう確信したことから始まった、能登の海藻で糸を染め上げる海草染め。毎日、海の気配に合わせて、海藻の種類や染める時間を変えるため、二つと同じものはできません。染め上がった絹糸は、海藻からは全く想像できない美しく深みのある色合いに染め上がります。
手繍織り
て すくい
絵を描くように織り上げる手繍織
手繍織は、帯のつづれの技法を改良し、着物にとりれた織技法です。従来の無地・縞・絣などの紬の着物とは違い、絵画のような繊細な絵柄が織で表現できるため、絵羽付の織の訪問着ができます、普段着としての位置づけだった紬を、フォーマルの場で着られるように高めたのは、能州紬の功績によるものと言えます。
能州紬を創始した織物作家
現代の名工
上島 洋山
Ueshima Youzan
京都・西陣の織元の家に生まれ、家業を継いで西陣織の振興に努めていた上島洋山は、たまたま訪れた能登の地で、悠久の佇まいの海と、圧巻の夕日に魅せられ、なんとかその美しさをきものに織り上げたいと能登に居を移し研究を重ねました。そして独自で考案した「手繍織り」と「海草染め」を組み合わせた技法を完成させ、「能州紬」を誕生させました。
作品紹介
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