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​西陣お召しの源流

​十六世紀ごろ、中国より撚糸の技術が伝来し、当時、織部司(おりべつかさ=国営の 織物工場)があった京都西陣に伝えられ、織られはじめた着物が現在の御召の源流です。

​江戸時代以降

全盛期には100軒以上もあった御召の機屋も、近年では昭和四十年を最盛期に 台数が減少し、現在ではごくわずかな生産量となっており、非常に希少価値が高く なっています。

​将軍様のお召し物

御召は元来「柳条縮緬」と呼ばれていましたが、徳川十一代 将軍家斉公が好んでお召しになり、他の者に着るのを禁じたほどの愛好家であったため、将 軍様のお召物ということからこの「御召」の名称が広まりました。

​お召しの特徴

お召しは「先練り・先染め」の着物で高級織物とし根強い人気があります。お召し独特のシャリ感とサラリとした風合いが特徴です。着崩れしにくく、裾さばきがよいのも人気の理由かもしれません。

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紋紗御召しは、紗生地に文様を織り込んだ先染めの着物です。 涼しげな見た目と軽さが魅力で、シャリ感のあるさらっとし た肌触りです。 

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縫い取りというのは、刺繍のような模様を織り 込んだもので、刺繍ではなく、織物組織になっ ています。そのまま生地に織り込んでおり、厚 みがなくさらりと軽い着心地になります。 

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